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ノーベル賞メダル 原爆資料館で展示 「パグウォッシュ会議」受賞複製

 広島市は8日、科学者の国際組織「パグウォッシュ会議」が1995年に受賞したノーベル平和賞のメダルの複製の展示を原爆資料館(中区)で始めた。

 メダルは直径6・6センチ。表にノーベルの横顔、裏に「平和と博愛のために」を意味するラテン語と仲良く腕を取り合う男性3人が浮き彫りしてある。本館出口近くの北側ギャラリーに置いたケース内に、証書の複製と共に陳列。核兵器廃絶に向けた同会議の貢献ぶりなどを紹介するパネルも添えた。

 二つの複製は先月、長崎市で世界大会を開いた同会議から「被爆者に敬意を示したい」と寄託された。市は当面、耐震工事のため本館をいったん閉じる来春まで展示する。(田中美千子)

(2015年12月9日朝刊掲載)

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