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広島の平和公園など岸田氏も視察

 岸田文雄外相は14日、伊勢志摩サミットに先立って来年4月に広島市で開かれる外相会合に向け、会場候補地のグランドプリンスホテル広島や、平和記念公園(中区)を視察した。

 同ホテルでは、少人数会合用の個室を見比べた。平和記念公園では、広島平和文化センターの小溝泰義理事長や杉山晋輔外務審議官らと原爆慰霊碑前で、献花や記念撮影を日程に組み込んだ場合の流れを確認。原爆資料館も見学した。

 岸田外相は視察後、広島国際会議場で記者団に対し「核兵器保有国と非保有国の双方が参加する会合の枠組みを利用し、核軍縮の現実的かつ実践的な取り組みを進めたい」と強調した。

 外相会合では、核兵器保有国の米国、英国、フランスの外相が平和記念公園を訪れる意向を日本政府に伝えている。

(2015年12月15日朝刊掲載)

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