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河野氏が会場候補視察 広島の外相会合 警備態勢を確認

 河野太郎国家公安委員長は13日、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に先立ち、来年4月に広島市で開かれる外相会合の会場候補地となっているグランドプリンスホテル広島(南区)を視察し、警備態勢などを確認した。

 視察後、河野氏は「個人的には、米オバマ大統領がサミット前後に広島を訪問する可能性があると思う」と言及。「外相会合の警備を万全にし、大統領が広島に来る環境は警備面ではできているとPRしたい」と述べた。

 防災担当相を兼ねる河野氏は同日、昨年8月の土砂災害で大きな被害を受けた同市安佐南区八木3丁目の被災地も訪問。砂防ダム建設現場を視察し、松井一実市長や丸山隆英中国地方整備局長から工事の進捗(しんちょく)状況などの説明を受けた。市が本年度から5年間を復興の「集中期間」としていることを踏まえ、報道陣に「災害を繰り返さないためにも、集中期間にしっかりとした整備をするのが大切」と強調。砂防ダム建設による立ち退き対象の住民への支援についても「バックアップしたい」と述べた。(長久豪佑)

(2015年12月15日朝刊掲載)

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