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　米海兵隊岩国基地（岩国市）は１４日、航空機のエンジンテスト用の新しい減音施設を報道陣に公開した。

　施設は３棟で構成。在日米軍再編に伴い、国が約７０億７千万円をかけ、２０１５年３月までに順次整備した。かつてあった場所から約９００メートル沖合側に移設され、壁面や天井などに最新の音の吸収材を使用しているという。

　中国四国防衛局によると、施設から約１キロの住宅付近の騒音は夜間のエンジンテスト実施時に５５デシベル以下。「普通の会話」より低いレベルという。管理責任者のジョージ・ガリエゴス２等軍曹は「エンジンテストの騒音は大幅に軽減されている」と強調していた。（増田咲子）

（２０１５年１２月１５日朝刊掲載）