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国内外芸術家 ヒロシマ表現 写真や映像作品

 広島市中区橋本町のギャラリーで、原爆などをテーマにした国内外の芸術家4人の作品展「ヒロシマインターセクションズ」が開かれている。被爆者の写真や空間芸術など約50点を紹介。19日まで。無料。

 広島と長崎の両原爆投下機に乗った米兵の孫で、映像作家のアリ・ビーザーさん(27)=米メリーランド州=は、1人の広島の被爆者が空を見上げる写真などを展示。写真家エリン・オハラ・スラヴィックさん(50)=米ノースカロライナ州=は、少女の髪や折り鶴の影を、青と白だけで発色させた写真を出品し、現在の広島と原爆の熱線で残った影のイメージを融合させた。

 ギャラリーのオーナーで、映像作品を出品した写真家石河(いしこ)真理さん=西区=が主催した。西区の接骨院勤務卜部綾子さん(37)は「見る人に解釈を促していて面白い」と話していた。午後1~7時。石河さんTel080(3875)7560。(高本友子)

(2015年12月16日朝刊掲載)

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