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反安保法候補擁立へ新組織 参院選山口で市民団体

 市民団体「政治を考える市民の会・山口」(吉見正孝代表、約30人)などは22日、来夏の参院選山口選挙区(改選数1)へ安全保障関連法に反対する統一候補を擁立するため、来年1月16日にも推進組織「参院選を考える県民の会(仮称)」を発足させると発表した。

 吉見代表や井原勝介前岩国市長たち5人が山口県庁で記者会見し、「安全保障関連法を強行採決したことは立憲主義に反する暴挙」と安倍政権を批判。「政党や各種団体に幅広く結束を呼び掛け、法廃止に向けた意思を示す」と述べた。

 会見後、吉見代表たちは県議会の「立憲主義を考える議員連盟」の西嶋裕作会長に協力を求めた。民主党県連代表でもある西嶋会長は「民主、社民、共産の3党でそろって対応したい」と述べ、統一候補の擁立に前向きな姿勢を示した。

 山口選挙区にはこれまでに、自民党現職の江島潔氏(58)、共産党新人の松田一志氏(58)、諸派で幸福実現党新人の河井美和子氏(53)の3人が立候補を表明している。

(2015年12月23日朝刊掲載)

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