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宍道断層22キロ 主張変わらず 自治体向け説明会で中電 松江

 中国電力は22日、島根原子力発電所2号機(松江市鹿島町)で進む新規制基準の適合性審査について、原発30キロ圏の自治体を対象にした説明会を同市で開いた。

 中電の担当者が、16日の原子力規制委員会の審査会合で、2号機近くにある宍道断層の長さを22キロとする中電側の評価が認められなかったことを報告。その上で「現時点で22キロの主張は変わらない」との見解を示した。

 説明会終了後、中電島根原子力本部の長谷川千晃副本部長は「規制委にあらためて22キロと主張する場合、既存データをどう使うかを含めて検討している」と説明した。ただ、断層の長さについて、中電側の最終的な判断時期については言及しなかった。

(2015年12月23日朝刊掲載)

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