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島根原発周辺の断層調査徹底を 中電に共産申し入れ

 共産党県委員会は25日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)2号機再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査で論点となっている原発南約2キロの宍道断層など周辺活断層を徹底調査するよう、中電に申し入れた。

 松江市の中電島根支社に県議や市議ら12人が訪れ、中電島根原子力本部地域共生部の武田成司部長に文書を手渡した。鳥取沖西部断層と同東部断層からなるF55断層と宍道断層との連続性・連動性の調査などを求める申し入れに、中電側は「宍道断層とF55断層は19キロ離れており、連結は認められない」と回答。「調査不足とは考えていない」とした。

 島根原発の低レベル放射性廃棄物の処理をめぐる虚偽記録問題についての住民説明会も要請した。

(2015年12月26日朝刊掲載)

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