×

ニュース

米新型核実験 首長や議長が抗議文 広島県内

 米国の新型核実験の実施に6日、広島県内の首長や議長が一斉にオバマ大統領宛ての抗議文を送った。

 湯崎英彦知事は「核兵器のない世界に向けた流れに逆行する極めて遺憾な行為」と非難した。被爆地広島市と接する廿日市市の真野勝弘市長は「核拡散を誘発することになりかねない」と懸念。東広島市の蔵田義雄市長は「絶対に容認できない」とした。

 福山市の羽田皓市長は「被爆者や世界の人々の期待を裏切り、不安に陥れる」、三原市の五藤康之市長は「国際社会の流れに水を差す愚かな行為」と痛烈に批判した。三次市の増田和俊市長は「『核兵器なき世界』に逆行する行為で誠に遺憾」とオバマ大統領の姿勢を疑問視した。

 このほか呉市の小村和年市長、竹原市の小坂政司市長、尾道市の平谷祐宏市長、庄原市の滝口季彦市長、大竹市の入山欣郎市長、江田島市の田中達美市長も抗議文を出し、あらゆる核実験の即時中止などを求めた。

(2012年1月7日朝刊掲載)

年別アーカイブ