×

ニュース

国内加盟都市が初会合 平和市長会議 13・14日 広島で46首長

 広島市の松井一実市長が会長を務める平和市長会議は13、14の両日、国内加盟都市が参加する初の会議を中区の広島国際会議場で開く。90市区町から首長46人を含む130人が参加。核兵器廃絶への取り組み強化策を話し合う。

 初日は米軍施設がある神奈川県逗子市の市長たちが地元での平和行政を報告。14日は、スペイン・グラノラーズ市で2011年11月にあった理事会で決まった核兵器禁止条約の早期交渉開始に向けた訴えの強化策などを議論する。会議の総括文書を採択し閉会する。

 平和市長会議は1日現在、国内の1096市区町村が加盟。会議には副会長都市の長崎市や兵庫県西宮市、静岡県焼津市などの市長たちが出席。政令指定都市は北九州、神戸など5市の職員が参加する。

 また広島市は10日、平和市長会議の財政基盤強化策を話し合うため、23~25日にドイツ・ハノーバー市で検討委員会を開くと発表。広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長と市職員2人を派遣する。広島市や役員都市のフランス・マラコフ、英国マンチェスターなど7市の担当者が出席する。(田中美千子)

(2012年1月11日朝刊掲載)

年別アーカイブ