×

ニュース

慰霊碑前 110人座り込み 広島平和連絡会議

 米国が新型の核実験を実施したことに対し、広島県被団協(坪井直理事長)や連合広島などでつくる核兵器廃絶広島平和連絡会議は10日、平和記念公園(広島市中区)の原爆慰霊碑前で抗議の座り込みをした。

 午後0時15分から約30分間、110人が座り込み、「ヒロシマからすべての核実験に強く抗議する!」と書かれた横断幕を掲げた。

 坪井理事長は「(米国の核の傘という)核兵器による絆は断ち切るべきだ」と述べ、今回も米国に抗議しなかった日本政府の姿勢を批判した。連合広島の伊丹幸男会長は「米国の核実験は核兵器なき世界に向けた国際世論を踏みにじった」と憤った。(金崎由美)

(2012年1月11日朝刊掲載)

年別アーカイブ