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原医研所長に松浦氏決まる

 広島市南区の広島大原爆放射線医科学研究所(原医研)は28日、10月末で辞任した稲葉俊哉所長(56)の後任に、原医研所長事務取扱の松浦伸也教授(54)を選んだと発表した。任期は2016年1月1日から17年3月31日まで。

 松浦教授は山口大医学部卒、同大大学院医学研究科博士課程修了。広島大原爆放射能医学研究所(現原医研)助手などを経て02年から原医研教授、13年から同副研究所長。稲葉氏の所長辞任に伴い、15年11月から現職。専門は放射線生物学。

 同大によると、稲葉氏は「一身上の都合」を理由に任期途中の10月31日に辞任した。原医研は後任を決める所長候補者選挙を実施し、松浦氏だけが立候補。原医研は今月17日に教授会で信任投票を行い、25日に越智光夫学長との面談で決定した。

(2015年12月29日朝刊掲載)

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