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新藤映画 上映へ実行委 広島 全県的盛り上げ目指す

 広島市佐伯区出身の映画監督新藤兼人さん(99)が100歳を迎えるのを記念したイベント「新藤兼人 百年の軌跡」の実行委員会が12日、発足した。

 同市内での発足式には広島県や広島市、広島商工会議所、中国放送、中国新聞社などの関係者が出席。委員長に広島県興行生活衛生同業組合の蔵本順子理事長、副委員長に美術監督部谷京子さんを選出した。4月の誕生日に向け、全県的に盛り上げを図ることで一致した。

 イベントでは4~5月、全監督作品49本のうち48本を広島市内の映画館などで上映。期間中、新藤さんの「誕生会」も予定する。

 記者会見などで蔵本委員長は「これだけの規模の上映会は今までにないのでは。成功させ、監督に喜んでほしい」とアピール。フィルム所有者が公開に難色を示している1本について「県民の思いを代表して、公開を働きかけたい」と話していた。(串信考)

(2012年1月13日朝刊掲載)

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