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復興・平和 ビッグな願い 広島市中区で「ウルトラ書きぞめ」 年の初めのお楽しみ

 126畳分の絹布に日本一、巨大な筆で大書する「新春ウルトラ書きぞめ」が9日、広島市中区の基町クレドふれあい広場であった。広島土砂災害からの復興や平和への願いを込めたパフォーマンスに、買い物客たち約200人が見入った。

 南区の北谷翠峰さん(59)たち3人の書家が書いたのは「養恬福」の3文字。幸福を養い保つという意味を込め、長さ1・8メートル、重さ20キロの熊野筆を振るった。北谷さんは「道半ばの災害復興が進み、平和な時代が続くように」と語った。

 ことしが15回目。毎年楽しみにしているという安佐北区のパート花ノ木清子さん(58)は「新年に大きな字を見ると心が温かく、おおらかな気持ちになる」と話していた。(根石大輔)

(2016年1月10日朝刊掲載)

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