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2016岩国市長選 現新2氏、準備を加速 告示まで1週間

 任期満了に伴う岩国市長選(24日投開票)は、17日の告示まで1週間となった。これまでに、3期目を目指す現職の福田良彦氏(45)=自民、公明推薦=と、元市議で新人の姫野敦子氏(56)がいずれも無所属での立候補を表明。それぞれ集会や街頭でのアピールに力を入れ、準備を加速させている。(野田華奈子)

 3選を目指す福田氏の後援会は7日夜、同市周東町で「福田市長を励ます会」を開催。福田氏は岩国錦帯橋空港の開港による企業誘致や愛宕山地区の消防防災センター整備などの実績を強調し、「初心に立ち返って今後のかじ取りをやっていきたい」と力を込めた。

 投票の呼び掛けや、集会をまだ実施していない市中心部でのリーフレット配布も順次進める。13日午後6時半から、市民会館で総決起大会を開く。

 姫野氏は昨年12月26日、社民党の福島瑞穂副党首とともに市中心部の大型商業施設前に立った。米海兵隊岩国基地への米空母艦載機移転に反対する姿勢を示し、「子どもたちが安心して暮らせるまちを」と基地関連の交付金に頼らないまちづくりを唱えた。

 駅前や団地などで支援を呼び掛けており、告示後は個人演説会も重ねる。17日午後5時から、中央公民館で政策を訴える集会を開く予定だ。

(2016年1月10日朝刊掲載)

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