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「結果出す一年」父の墓前に誓い 首相、地元入り

 安倍晋三首相は10日、地元の長門市を訪れ、昭恵夫人たちと父の故・晋太郎元外相の墓参りをした。「ことしは主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の議長国を務め、世界のさまざまな課題にしっかり対応する。1億総活躍社会という新たな目標に向け、結果を出していく一年にしたいと報告した」と説明した。

 同市のホテルであった後援会会合では、北朝鮮が発表した水爆実験を「日本にとって重大な脅威で、断固抗議する」と批判した。その上で、日本独自の制裁強化について「自民党の案を参考に厳しい対応をしていく」と強調。党が昨年6月にまとめた送金の原則禁止や再入国禁止の対象拡大などの提言について、具体化を検討する考えを示した。

 首相の地元入りは昨年8月以来。同市が2019年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会のキャンプ地誘致を目指す俵山多目的交流広場も視察した。11日は下関市の2カ所で後援会会合に出席し、夜に帰京する。(村田拓也)

(2016年1月11日朝刊掲載)

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