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　広島県呉市の海上自衛隊呉地方総監部の年頭訓示が１２日あり、池田徳宏総監が、任務の着実な遂行を呼び掛けた。

　呉教育隊体育館（幸町）に呉地方隊の隊員４００人が集合。壇上で池田総監は、北朝鮮の弾道ミサイル開発や中国の海洋進出といったアジアでの国際情勢の動向を挙げ、「わが国の防衛政策は歴史的な転換点を迎えている」と指摘した。

　南海トラフ地震などの懸念にも触れ、災害時には自治体や警察などとの連携が不可欠と強調。「変化する情勢に的確に対応できるよう一致団結してほしい」と奮起を促した。（小島正和）

（２０１６年１月１３日朝刊掲載）