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無所属福島氏 立候補を表明 参院選島根・鳥取合区

 夏の参院選で導入される島根、鳥取県の合区選挙区(改選数1)に、新人で元消費者庁長官、福島浩彦氏(59)が18日、野党統一候補を目指して無所属で立候補すると表明した。

 福島氏はこの日、米子市で会見し「安全保障関連法の下で自衛隊員の死者が出ることや、憲法改正の動きを止めたい。生活を向上させる堅実な経済をつくり、原発再稼働にブレーキをかけたい」と述べた。

 福島氏は米子市出身。筑波大除籍後、団体職員などを経て千葉県我孫子市長を1995年から3期12年務めた。09年から中央学院大教授で、10年から2年間、消費者庁長官も務めた。

 民主党の島根、鳥取両県連などが福島氏に立候補を要請していた。鳥取県連の興治英夫幹事長は「安倍政治に対抗する大きなうねりを山陰でつくる出発点」とし、両県連はこの日、党本部に推薦を申請した。

 島根、鳥取県の合区選挙区では、自民党が島根県選出の現職青木一彦氏(54)を公認。共産党は野党共闘を視野に、新人の遠藤秀和氏(37)の擁立取りやめを検討している。

(2016年1月19日朝刊掲載)

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