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南スーダン復興へ決意 広島市中区 政府職員ら被爆体験聴く

 広島市で戦後復興の歩みを学んでいる南スーダンの政府職員ら20人が22日、中区で被爆者の小倉桂子さん(78)=同区=の体験証言を聴いた。国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所が初めて同国向けに企画した研修の一環。参加者は、混乱が続く自国の立て直しへ、決意を新たにした。

 中区のホテルで1時間余り、爆心地から2・4キロの東区で被爆した小倉さんの話に耳を傾けた。内閣府長官補佐のマディン・ロックさん(47)は「世界はヒロシマの教訓に学ぶべきだ。被害を克服し、まちを再建した歩みは、母国の課題を解決するのにも大いに参考になる」と話した。

 南スーダンは20年を超える内戦を経て、2011年にスーダンから分離独立。今なお不安定な情勢が続く。研修は6カ月間のプログラム。昨秋に首都ジュバでスタートし、広島市では20~26日の日程で、復興の歩みや平和構築の手法などを学んでいる。この日は湯崎英彦知事、松井一実市長とも懇談した。(田中美千子)

(2016年1月23日朝刊掲載)

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