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　中国電力島根原子力発電所（島根県松江市鹿島町）で、原発の火災を想定した訓練があった。原発の自衛消防隊と松江市消防本部の計約１２０人が参加した。

　１号機のタービン建屋内の機械工作室から出火した―と想定。自衛消防隊が消火器などで初期消火をした後、市消防本部が屋外の消防車からホースを引き込み作業に加わった。

　訓練は中電と市消防本部が連携を確認するため毎年、実施しており、８回目。今回、初めて負傷者の搬送訓練もした。負傷者に放射性物質が付着していないか調べ、救急車に運び込んだ。

　中電島根原子力本部の桑谷正雄広報部長は「事故時には消防本部の協力は不可欠。課題を見つけ改善していきたい」と話した。

（２０１６年１月２４日朝刊掲載）