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3野党と市民団体 統一候補へ初会合 参院選山口

 夏の参院選山口選挙区(改選数1)で統一候補の擁立を目指す民主、社民、共産の野党3党の県組織が25日、安全保障関連法の廃止などを軸に野党勢力の結集を呼び掛ける市民団体から意見を聞く初めての会合を山口市で開いた。

 民主党県連の西嶋裕作代表たち各党の代表が、安保関連法廃止や改憲反対を訴える市民団体の代表者たち計約30人と向き合った。市民団体側は「何としても安倍政権にブレーキをかけたい」「(安保関連法に反対する)県民の声をまとめれば勝てる」と、相次いで統一候補の擁立を求めた。

 西嶋代表は3党の代表で18日、ある人物に立候補を要請したことを明らかにした。具体名は伏せながらも「この人ならという思いでいる」とし、近く返事があるとの見通しも示した。会合後、「市民団体と思いはほぼ一致している。統一候補の擁立を実現したい」と強調した。

 山口選挙区にはこれまでに、自民党現職の江島潔氏(58)、共産党新人の松田一志氏(58)、諸派で幸福実現党新人の河井美和子氏(53)が立候補を表明している。共産党は統一候補が決まれば松田氏の擁立を取り下げる方針を示している。(門戸隆彦)

(2016年1月26日朝刊掲載)

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