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原発敷地に埋設 松江市長「困る」 低レベル放射性廃棄物

 茨城県東海村の山田修村長が、村内の日本原子力発電東海原発の廃炉作業で発生した低レベル放射性廃棄物(LLW)の一部を原発敷地内に埋めるのを容認する方針を示したことについて、廃炉となった中国電力島根原発1号機立地自治体の松江市の松浦正敬市長は28日、「廃炉だからといって(LLWを)ずっと積まれるのは困る」と述べ、敷地内埋設を認めない考えを示した。

 この日の会見で松浦市長は、廃炉作業で出るLLWは敷地外に搬出するようあらためて訴え。「運転開始40年の原発は原則廃炉との国の指導で(中電は)廃炉にした」と指摘し、処理については「国が統一的な考え方を示す必要がある」とした。

(2016年1月29日朝刊掲載)

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