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安保法の廃止掲げ統一候補擁立模索 参院選へ住民グループ発足 山口選挙区

 夏の参院選山口選挙区(改選数1)で、安全保障関連法の廃止を掲げる統一候補の擁立を目指す住民グループが7日、発足した。山口市で設立会合があり、約50人が参加。活動方針を定め、共同代表2人を選んだ。

 グループ名は「ミナセン(みんなで選挙)やまぐち」。民主、共産、社民の野党3党の統一候補擁立を待ちたいとしつつ、擁立されなかった場合は独自の候補者探しにも意欲を示した。設立会合に参加した、政治団体「市民政党『草の根』」代表の井原勝介前岩国市長(65)は「安保関連法廃止のための組織。仲間を増やしたい」と述べた。

 事務局は山口市に置き、衆院選の4選挙区ごとに支部を設ける。当面の共同代表には「政治を考える市民の会・山口」の吉見正孝代表(75)と、「安保関連法に反対するママの会・やまぐち」の中村幸恵代表(45)が就いた。(折口慎一郎)

(2016年2月8日朝刊掲載)

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