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被爆者医療から国際貢献考える 広島で27日シンポ

 広島の被爆者医療の経験を生かした国際貢献や次世代への継承について考える国際シンポジウムが27日午後2時~5時50分、広島市東区の県医師会館である。広島県や広島市などでつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)の被爆70年事業で、参加者を募っている。

 基調講演では、ニューメキシコ大のフレッド・メトラー名誉教授(放射線科学)が「70年 Sadako(サダコ)に学ぶ」と題し、広島、長崎の被爆から得られた知識が、現在の被曝者医療や放射線防護に生かされている現状を紹介。続く意見交換では、放射線影響研究所や広島大などの研究者や医師が、広島の知見を生かした国際貢献の在り方について議論する。

 定員200人で、参加無料。日英同時通訳と手話通訳がある。所定の様式でファクスで申し込む。当日参加もできる。HICARE事務局Tel082(228)9901。

(2016年2月9日朝刊掲載)

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