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アイデア自在 障害者芸術 広島市中区 絵画や陶芸作品展示

 障害のある人たちが作った絵画や陶芸作品が並ぶ「アート・ルネッサンス」展が、広島市中区の合人社ウェンディひと・まちプラザで開かれている。今年は「平和」をテーマにした市のコンテスト入選作も展示している。

 県内を中心に8~72歳の計132点。愛猫の顔を段ボールの画面いっぱいに描いたり、毛糸やボタンでマンモスをかたどったり…。親しい人や日々の一こま、好きなものを自由に捉え、ユーモアと温かさに満ちている。

 そびえ立つカラフルな花の周りで子どもが遊ぶアクリル画も。見入っていた友井萌衣里さん(20)は作者の友人で「どれもアイデアがすごい」と話した。

 また、主催するNPO法人などが、平和発信の入選作を基にブックカバーや缶バッジを作り、市中心部の書店やコーヒー店の協力を得て配布している。展示は14日まで。(広田恭祥)

(2016年2月10日朝刊掲載)

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