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イタリア国旗 印刷ミス 広島外相会合ポスター 赤→だいだいに

 主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を前に広島市内で4月10、11両日にある外相会合のPRポスターとチラシで、イタリアとして掲載された国旗の色が違い、アイルランドの国旗に見えることが11日、分かった。3色旗の赤色の部分がだいだい色になっていた。製作した、官民でつくる外相会合支援推進協議会の事務局を務めている市は指摘を受けて誤りを認め、刷り直す。

 ポスターのデザインは協議会が業者に発注し、原爆慰霊碑の写真下に参加する7カ国と欧州連合(EU)の旗を載せた。5日、市役所であった湯崎英彦知事と松井一実市長との会談でお披露目された。ポスター2千枚、同じ図柄のチラシ2万枚を計約19万円で印刷し、協議会の会員18団体や県内の自治体などに配り始めていた。

 しかし11日に中区であった関連の催しでチラシを配ったところ、参加者の一人が「赤色のはずの部分がだいだい色で、(左から緑、白、だいだいの3色の)アイルランド国旗に見える」と指摘。市が事実確認し、色の間違いに気づいた。

 安佐南区で料理店を経営しているイタリア人ブッシ・アレッサンドロさん(46)はチラシを手に取ると「イタリアの国旗には見えないね」とちくり。市の行広真明・連携推進担当部長は「印刷前の市のチェックが不十分で申し訳ない。刷り直し、すでに配った先には再度送る」としている。(水川恭輔)

(2016年2月12日朝刊掲載)

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