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広島エイト倶楽部を表彰 原爆・平和テーマに映像制作 27・28日、東京ビデオフェス

 アマチュア映像作家グループ「広島エイト倶楽部(くらぶ)」(広島市西区、会員数21人)が、国際的な市民映像祭「東京ビデオフェスティバル2016」(NPO法人市民がつくるTVF主催)で団体表彰を受ける。今回初めて設けられた制度で、27、28の両日、東京で開かれる同フェスティバルで顕彰される。

 同倶楽部は1958年に発足。公開上映会をほぼ毎年催してきた実績に加え、原爆、平和をテーマに多くの作品を作り、地域に貢献してきた点が評価された。一部の作品は原爆資料館(中区)に寄贈している。

 フェスティバルでは、2日目の28日に佐々木博光会長(80)たちメンバー3人が登壇。倶楽部の紹介とともに、他地域のビデオクラブの人たちと意見交換する予定。佐々木会長は「初代会長の8ミリの時代から今のパソコンまで技術革新を乗り越えて続けてこられた。新しい会員も入り始め、将来の道筋が見えてきている。うれしい表彰」と話す。

 同フェスティバルでは、同倶楽部の3作品を含む入賞作品40点の短縮編上映と、ビデオ大賞などの公開審査がある。(二井理江)

(2016年2月16日朝刊掲載)

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