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子どもの本 未来を語る 広島で来月 日本ペンクラブがフォーラム

 日本ペンクラブは3月13日午後2時から、フォーラム「子どもたちの未来、子どもの本の未来」を広島市中区の広島国際会議場で開く。同クラブ会長の浅田次郎さんや森絵都さんをはじめ、戦争や原爆、原発の問題と向き合ってきた作家が参加。東日本大震災から5年の節目に、子どもの本の意義や可能性について意見を交わす。

 フォーラムは、浅田さんが「広島で考える戦争と文学、そして子どもたちへ伝えたいこと」と題して基調講演。続くパネル討議で、浅田さんと森さん、いずれも広島市出身の児童文学作家の那須正幹さんと朽木祥さんが、同クラブ「子どもの本」委員会の野上暁委員長の司会で意見交換する。

 朽木さんは「8・6と3・11を忘れることなく、子どもたちに希望のある未来をもたらしたい。そんな思いで作家たちがヒロシマで語り合います。ぜひご参加を」と呼び掛けている。

 中学生以上が対象で、定員200人。参加費500円。名前、住所、電話、希望人数を書いて、往復はがき(3月7日必着)か電子メール(同10日必着)で申し込む。〒103―0026東京都中央区日本橋兜町20の3、日本ペンクラブ「子どもの本」係。secretariat03@japanpen.or.jp(石井雄一)

(2016年2月20日朝刊掲載)

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