経済効果「３９０億円」に 岩国基地 山口県１４年度試算 艦載機移転で増
16年3月3日
山口県は２日、岩国市の米海兵隊岩国基地が地元に及ぼす経済効果を「２０１４年度は３９０億円」とする試算を示した。県議会一般質問で、総務部の大谷恒雄理事が答弁した。
内訳は、県内事業者が受注した基地内工事費２２１億円▽基地内の光熱費や水道代２２億円▽基地の日本人従業員約１２００人の所得５７億円▽市町への交付金や基地周辺整備費９０億円。１７年ごろまでに予定される空母艦載機移転に備えた工事費の増加などで、１３年度と比べて２０億円増えた。
在日米軍再編で基地負担が増えるとして、政府が県に新たな交付金を払う１５年度は「若干増加する見込み」と述べた。試算は、土地利用の制限や騒音被害の影響などマイナス面は考慮していない。（村田拓也）
（２０１６年３月３日朝刊掲載）
内訳は、県内事業者が受注した基地内工事費２２１億円▽基地内の光熱費や水道代２２億円▽基地の日本人従業員約１２００人の所得５７億円▽市町への交付金や基地周辺整備費９０億円。１７年ごろまでに予定される空母艦載機移転に備えた工事費の増加などで、１３年度と比べて２０億円増えた。
在日米軍再編で基地負担が増えるとして、政府が県に新たな交付金を払う１５年度は「若干増加する見込み」と述べた。試算は、土地利用の制限や騒音被害の影響などマイナス面は考慮していない。（村田拓也）
（２０１６年３月３日朝刊掲載）
