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水俣に学ぶ被災地支援 6日 広島市中区でシンポ

 戦後有数の被害を生む公害となった水俣病の事例から、東京電力福島第1原発事故の被災者支援の在り方を考えるシンポジウムが6日午後1時から、広島市中区加古町のJMSアステールプラザである。

 チッソ水俣工場(熊本県水俣市)の排水が原因である水俣病で、両親と祖父母が国の基準による認定患者となった漁業杉本肇さん(同)が、被害の実態を報告。過疎地で大企業が起こす環境汚染と、それに続く風評被害など、東日本大震災後の福島との共通点を話す。秋葉忠利・前広島市長や詩人のアーサー・ビナードさんを交えた討論もある。

 「福島と広島をつなぐ、もみのきの会」(西区)の主催。600円。もみのき保育園Tel082(961)5770。

(2016年3月4日朝刊掲載)

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