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外相会合へ若者提言 27日広島 事前フォーラム

 広島市で開催される主要国(G7)外相会合に先立ち、外務省の「ユース非核特使」を経験した若者が集まり、外相会合への期待などを語り合うフォーラムが27日午前10時~正午、同市中区の原爆資料館東館である。同省がプレイベントとして企画し、市民の参加も呼び掛ける。

 ユース非核特使は核兵器の悲惨さを若者に伝えてもらおうと、同省が2013年度に新設した制度。これまでに高校生たち107人が委嘱を受け、国際会議に派遣されるなどした。今回は10人程度が登壇し、4月10、11日の外相会合への要望や、核兵器廃絶に向けた若者の役割などについて討議する。

 岸田文雄外相も出席する予定。広島県被団協の坪井直理事長も加わり、若者や国際社会へのメッセージを語る。同省軍備管理軍縮課は「若者の提言を外相会合に反映させたい」と話す。

 傍聴無料。会場は約300人収容できる。同省ホームページから、申し込みフォームがダウンロードできる。(田中美千子)

(2016年3月8日朝刊掲載)

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