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メキシコ大使 ヒロシマ学ぶ 原爆資料館訪問

 メキシコのクロド・ヘレル駐日大使が29日、広島市中区の原爆資料館を訪問した。松井一実市長や湯崎英彦知事とも懇談した。

 原爆資料館では犠牲者の遺品などを熱心に見学した。「原爆のことは知っていたが、被害を目の当たりにして強い衝撃を受けた」と語った。続いて原爆慰霊碑に献花した。

 ヘレル大使は市役所で松井市長と面会。「復興を遂げた街の歩みに感銘を受けた。メキシコと広島の関係を深め、ともに核軍縮を推進したい」と力を込めた。松井市長は「平和や経済振興の両面で双方の絆を深めたい」と応じた。ヘレル大使は2011年11月の着任後、初の地方視察に広島を選んだ。

(2012年3月1日朝刊掲載)

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