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1円玉募金 今年も実施 府中市で有志 東日本大震災5年 支え続ける 広島

 眠っている小銭を東日本大震災の被災地支援に役立てようと神石高原町と府中市の有志が11日、同市府川町の府中天満屋で「一円玉募金」を呼び掛けた。

 備後府中地区一円玉募金会の7人がのぼりを掲げ、「額面はささやかだが、被災者への応援の願いは大きい」と協力を求めた。買い物客は財布の小銭や、ポリ袋にためていた1円玉をたるに入れていた。同市府中町の福田敏治さん(84)は「この日のために集めた。少しでも復興の力になれば」と話していた。

 募金は、震災後の3月11日に毎年実施している。募金会の逸見博志さん(89)=神石高原町=は「風化させないためにも続けたい」と話している。日本赤十字社を通じ被災地に届ける。(筒井晴信)

(2016年3月12日朝刊掲載)

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