×

ニュース

交流・現状…手話交え報告 盈進中高「寄り添う大切さ知った」 東日本大震災5年 福山

 東日本大震災から5年を迎えた11日、福山市千田町の盈進中高は全校集会を開き、ヒューマンライツ部の部員約20人が、被災者との交流や支援活動を報告した。

 部員は復興支援ソング「花は咲く」の歌詞の手話を披露しながら、宮城県女川町の被災者女性との文通や、福島県産の物産展などの活動を映像で紹介。全校生徒約千人に「被災者にとってはまだ5年。何ができるか」などと問い掛けた。

 福島県から広島県に避難した女性への取材を通じ、他県に移った被災者が住宅支援の打ち切りや就職の問題を抱えている現状も伝えた。部長の2年橋本瀬奈さん(17)は「寄り添い続ける大切さを知った。後輩にも続けてほしい」と話した。(高本友子)

(2016年3月12日朝刊掲載)

年別アーカイブ