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全原発の廃炉 中国地方5県1000人訴え 広島市中区で集会

 福島第1原発事故から5年になるのに合わせ、県原水禁などでつくる実行委員会は12日、広島市中区の市中央公園で「さようなら原発ヒロシマ集会」を開いた。中国地方5県の約千人が、全原発の廃炉を訴えた。

 東京電力の旧経営陣を告訴・告発した「福島原発告訴団」の代理人海渡雄一弁護士が「福島で起きたことを多くの人が共有することが脱原発につながる」と指摘。福島県いわき市のNPO法人の飯塚友理子副理事長が健康不安に悩む住民の思いを紹介した。

 中国電力の島根原発(松江市)や山口県上関町への原発建設計画に反対する運動を進める市民団体が、訴訟の状況などを報告。集会後は市中心部でデモ行進をした。

(2016年3月13日朝刊掲載)

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