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三宅一生ワールド 感じて 最大規模展覧会 きょう東京で開幕

 広島市出身の世界的ファッションデザイナー三宅一生さん(77)=東京在住=の作品の軌跡をたどる展覧会「MIYAKE ISSEY展」が16日、東京都港区の国立新美術館で開幕する。15日に記者会見した三宅さんは「自分も何か作りたいという感覚になってもらえたら」とアピールした。

 三宅さんにとって最大規模となる展覧会。制作を始めた1970年以降にデザインしたドレスや水着、スカートなど約120点を展示する。独自のひだ加工を施した「葉っぱプリーツ」をはじめ、代表的な作品を年代やテーマ別に並べる。

 特別な機械を使ったプリーツの制作実演のほか、三宅さんが作った服に触れることができるコーナーも設けて、幅広い年代が楽しめるようにした。15日に内覧会があり、国内外のファッション関係者や報道陣が詰め掛けた。

 同美術館の主催で6月13日まで。午前10時~午後6時(金曜は午後8時まで)。観覧料は一般1300円、大学生800円。高校生以下または18歳未満無料。火曜休館(5月3日は開館)。ハローダイヤル03(5777)8600。(清水大慈)

(2016年3月16日朝刊掲載)

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