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呉徳洙監督しのび上映 広島で21日

 日本の戦後史を扱った重厚なドキュメンタリーを世に送り、昨年12月に74歳で亡くなった映画監督の呉徳洙(オ・ドクス)さん=写真=をしのぶ上映会が21日午後3時から、広島市安佐南区八木のカフェ・テアトロ・アビエルトである。

 上映作は、1980年代の代表作「指紋押捺(おうなつ)拒否」と続編「指紋押捺拒否2」。16歳以上の在日外国人に指紋登録を義務づけていた当時の法制度に対し、差別的だとして全国に広がった拒否闘争を記録している。

 呉監督は秋田県に生まれ、故大島渚さんの助監督などを経て独立。「戦後在日五〇年史『在日』」などの作品がある。

 ヒロシマ平和映画祭実行委員会の主催。2本を上映後、トークセッションなどがある。2千円(各作品千円)。アビエルトTel082(873)6068。

(2016年3月16日朝刊掲載)

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