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「平和の池」修繕終える 広島市

 広島市は16日、水漏れが起きていた平和記念公園(中区)内の「平和の池」の修繕工事を終えた。地下に敷設されている排水管の中に新たな管を通し、水漏れが止まったのを確認した。

 委託業者の6人が池の水を抜いて作業。「平和の灯(ともしび)」前の底にある排水口から、鉄製の管の中に樹脂製の管(長さ約13メートル、直径15センチ)を挿入。池の西側にある弁とつないだ。

 市公園整備課によると、池は1957年に完成し、縦約70メートル、横約17メートル。先月10日に警備員が水漏れに気付き、応急処置として排水口にゴム栓をして水をためていた。既設の管は老朽化で腐食していたという。同課は「4月の外相会合までに修復できてよかった」としている。(和多正憲)

(2016年3月17日朝刊掲載)

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