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米の反原発集会 出席へ 広島の市民団体代表

 米国で34年ぶりに原発着工が決まったのを受け、建設予定地のジョージア州で11日にある反原発集会に、広島市の市民団体「原発はごめんだヒロシマ市民の会」の木原省治代表(63)=佐伯区=が出席する。放射線の後障害に苦しむ広島の被爆者の実情などについて講演する。

 5日に市役所で会見した木原代表は「米国での原発復活の動きは日本での再稼働に直結する。ヒロシマの心を発信したい」と語った。

 11日の集会は、米国の環境保護団体などが主催する。このほか木原代表は、州内の大学や専門学校を訪問し、東日本大震災に伴う福島第1原発事故の現状を報告する。

 米国内での原発着工は、スリーマイルアイランド原発事故の前年の1978年以来となる。(胡子洋)

(2012年3月6日朝刊掲載)

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