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法制局長官発言 撤回求め抗議文 広島県原水協

 横畠裕介内閣法制局長官が参院予算委員会で核兵器使用を「憲法上禁止されていると考えていない」との見解を示したのを受け、広島県原水協は19日、安倍晋三首相宛ての抗議文をファクスで送った。長官発言の撤回と謝罪を求めている。

 抗議文では、平和憲法の理念を挙げて「条文から、どのようにして核兵器が使用可能との結論が引き出せるか、とうてい説明できない」と指摘。「非核三原則の国是にも明らかに違反している」と批判し、核兵器廃絶の先頭に立つよう政府に要請している。

 日本原水協もこの日、同様の抗議文を首相宛てに送った。

(2016年3月20日朝刊掲載)

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