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海自を背負う候補生が卒業 江田島

 江田島市江田島町の海上自衛隊幹部候補生学校が19日、一般と飛行の両幹部候補生課程の卒業式を開いた。計256人が海自隊幹部としての道を歩み始めた。式後、卒業生は練習航海に出発した。

 式には約1400人が出席した。武居智久海上幕僚長が「今後、安全環境は一段と厳しくなる可能性が高いが、やりがいは過去と比較にならないほど大きくなる」と激励。卒業生を代表して安藤嵩輝(ゆうき)二尉(27)が「幹部自衛官に任命された重責を自覚し、部隊団結の核心となることを誓います」と宣誓した。

 式後、教官たちが見送る中、卒業生は伝統の「帽振れ」をして練習艦と護衛艦へ分かれて乗り込んだ。一般課程は日本近海、航空課程は東南アジアへ出発した。

(2016年3月20日朝刊掲載)

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