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投票・安保 若者が意見 市民グループ 街頭でスピーチ 広島市中区

 選挙で投票する意味や安全保障などの政策課題を若者が議論するイベントが21日、広島市中区であった。県内の大学生や20、30代の社会人でつくるグループ「たちまちUNITEヒロシマ」が初めて企画した。

 広島中郵便局前で、大学生や高校生たち8人がマイクを握り、政治への意見をスピーチ。市立大2年の女子学生(20)は「学費が高く、奨学金という重い借金を背負わなければいけない。憲法がうたう教育権が保障される社会を」と訴えた。

 さらに、集まった約20人全員で「若者も投票しよう」「保育園増やして」などと声を上げた。集団的自衛権の行使を可能とする安全保障関連法の廃止も主張した。

 カラオケ店で討論会も開き、10~30代の30人が参加。労働や子育てに関する政策への不満や希望を語り合ったほか、同世代と政治について話す機会をどうつくるかを意見交換した。

 グループメンバーで2児の母親の内野知恵さん(30)=西区=は「政治をテーマに若者がつながれる企画を今後も考えたい」と話した。(久保友美恵)

(2016年3月22日朝刊掲載)

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