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韓国看護師4人 原爆病院で研修 HICARE招待

 被爆者医療を学ぶため、韓国の看護師4人が6日、広島市中区の広島赤十字・原爆病院を訪ねた。県や市などでつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)が招いた。

 4人はHICARE会長を務める土肥博雄院長から、韓国やブラジル、北米の在外被爆者の健診や現地医師の研修に携わった経験を聞いた。大邱市の病院で放射線科に勤める姜敬善(カンギョンソン)さん(53)は「被爆者医療の蓄積がある広島で患者の精神面のケアを学びたい」と話していた。

 4人はこの日、原爆資料館(中区)も訪れた。9日まで原爆養護ホーム倉掛のぞみ園(安佐北区)や広島大病院(南区)などで研修する。(田中美千子)

(2012年3月7日朝刊掲載)

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