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3機関合同 対テロ訓練 米海兵隊岩国基地

 米海兵隊岩国基地(岩国市)と海上自衛隊呉地方隊(呉市)、広島県警が22日、軍用犬、警備犬、警察犬の合同訓練を岩国基地で実施した。テロ対策などを想定した爆発物探知を中心に、各担当者が互いの技能や知識を学び合った。

 3機関の関係者計19人、犬9匹が参加した。実物の爆薬を草地に隠し、まず岩国基地の担当者が軍用犬に捜させる様子を披露。続いて、呉地方隊と広島県警がそれぞれ行った。

 岩国基地と呉地方隊が2年前から2、3カ月ごとに実施。広島県警は来月広島市で開かれる先進7カ国(G7)外相会合に向けた準備の一環として1月から参加している。本物の爆薬を使った訓練は米軍基地内でしかできないため、同県警鑑識課の平尾宗行警部補は「実践的訓練ができる貴重な機会。警察犬をどう動かし、反応させるか、得るものが多い」と話した。

 合同訓練が報道機関に公開されるのは初めて。

(2016年3月23日朝刊掲載)

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