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東日本大震災 祈りや反原発集会 10・11日 中国地方で関連行事

 東日本大震災から1年がたつ。中国地方各地では10、11の両日、市民団体や大学生たちが犠牲者に祈りをささげ、復興支援をあらためて誓う行事や反原発を訴える集会などを相次いで開く。

 【10日】
 中国地方の音楽愛好家が午後1時から、広島市の南区民文化センターでチャリティーコンサートを開く。福山市の神辺文化会館では午後1時から、「チャリティライブ~絆~」があり、歌手森本ケンタさんたちが出演する。

 長門市のルネッサながとでは、24時間イベント。午後2時からは仙台市の会場とネット中継で結び、両会場の参加者が金子みすゞの詩を朗読リレーする。

 【11日】
 広島ユネスコ協会は午後2時半から、広島市中区の平和記念公園で追悼集会を開く。高校生が被災地の子どもへのメッセージを発信。通行人に寄せ書きを呼び掛ける。

 広島県や山口県上関町の住民団体は、中区の原爆ドーム前から中央公園まで原発反対を訴えて行進。福島県からの避難者や被爆者がスピーチする。

 呉市のビュー・ポートくれでは午後1時から、「さよなら原発呉集会」。福島県飯舘村から広島市安佐北区に避難した青木達也さん(38)が講演する。岡山市北区の下石井公園などでは午前10時から、慰霊式典などがある。

 広島市内の東北4県の県人会や広島YMCA、県内大学生のボランティア団体はそれぞれ、中区の繁華街などで街頭募金に立つ。(赤江裕紀、教蓮孝匡)

(2012年3月8日朝刊掲載)

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