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猿猴橋の復元祝おう 28日 知事ら渡り初め 広島市南区

 広島市南区の猿猴橋で、建造された大正期の姿への復元を祝う祭り「えんこうさん」が28日にある。湯崎英彦知事と松井一実市長が羽織はかま姿で渡り初めをし、「広島一の橋」とたたえられた往時の様子を再現する。

 市と地元住民でつくる実行委員会の主催。午後2時半、橋の両端4カ所にある親柱の上に据えられた青銅製のタカの像を除幕する。総勢約20人でまず渡り、広島東洋カープの選手団、地元の子どもみこしなどが続く。6時15分から、像をライトアップする点灯式もある。河岸緑地には屋台が並ぶ。

 実行委事務局は「獅子舞や時代絵巻劇など大正ロマン薫るイベントも企画している。ぜひ見物に訪れてほしい」と呼び掛けている。橋は当日の午前11時から午後8時まで、歩行者や車両は原則通行止めになる。祭りに先立ち、市が午後2時からJR広島駅南口地下広場で記念式典を催す。(和多正憲)

(2016年3月26日朝刊掲載)

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