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中国の平和団体 来訪 広島市長と連携を確認

 中国の平和団体「中国人民平和軍縮協会」の代表団5人は8日、広島市役所に松井一実市長を訪ね、世界平和の実現に向けた連携を確認した。

 同協会の陳懐凡副秘書長はことしが日中国交正常化40周年に当たることに言及。「両国関係の発展には国民相互の友好的な感情が大切。広島市民の平和への願いを持ち帰りたい」と述べた。松井市長は「平和推進に向け、今後も手を取り合おう」と応じた。

 一行はこの後、中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に花をささげ、被爆者の体験に耳を傾けた。9日は原爆資料館を見学し、市民と交流する。

 同協会は1988年から広島平和文化センターと代表団を派遣し合っている。広島訪問は10回目。(田中美千子)

(2012年3月9日朝刊掲載)

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