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防衛局「米側で検討中」 オスプレイ岩国駐機 県・市に見解

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの一時駐機先として米海兵隊岩国基地(岩国市)が浮上している問題で、山口県と岩国市は8日、中国四国防衛局から「配備スケジュールは現在も米側で検討中と承知している」との見解が示されたと発表した。

 普天間配備に先立ち、本州や岩国基地への一時駐機が浮上したことを受け、7日に県、市が事実関係を同局に照会。8日に口頭で回答があった。

 回答ではオスプレイの配備計画は「米側で検討中」とした上で、「政府としては引き続き米政府に情報提供を求め、得られた情報を基に関係地元自治体が安心できるよう対応したい」としている。

 岩国基地への一時駐機をめぐっては二井関成知事、福田良彦市長とも7日に「現時点で反対」との見解を示している。回答を受け県岩国基地対策室は「今後の動向も注視していく」としている。(金刺大五)

(2012年3月9日朝刊掲載)

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