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潜水艦じんりゅう初入港 海自呉基地

 呉市の海上自衛隊呉基地を母港とする潜水艦じんりゅう(2950トン)が28日、初入港した。今回の入港で同基地に配備される潜水艦は計10隻になった。

 じんりゅうは全長84メートル、幅9・1メートル。速力は20ノットで、乗組員は65人程度。総工費は約546億円。第1潜水隊群第1潜水隊に所属する。最新鋭「そうりゅう型」で、運動性能が高く、水中での行動時間が長いという。

 この日は、海自呉音楽隊の演奏の中、じんりゅうが沖合から桟橋に接近。甲板に立った乗組員がロープを次々と投じて係留した。式典には隊員や協力団体の会員たち約250人が参加。市議会の石崎元成議長たちが、花束を梅原淳艦長たちに手渡して出迎えた。

 池田徳宏総監は「じんりゅうが一日も早く、第一線の戦力となるよう訓練に励んでください」と激励した。(見田崇志)

(2016年3月29日朝刊掲載)

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