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広島市東区の作業所通所者 キャンドルホルダー手入れ 40th ひろしまフラワーフェスティバル

平和願う光 美しく

 第40回ひろしまフラワーフェスティバル(FF)が5月3~5日に広島市中区で開かれるのを前に、東区曙の「きつつき第三作業所」の通所者が、会場の一つの平和記念公園を彩るキャンドルホルダーの手入れに励んでいる。

 プラスチック製のホルダーは直径8センチ、高さ10センチの円筒形。平和を祈るメッセージ入りの紙を巻き付けて飾る「フラワーキャンドル」用で、昨年使った3千個の汚れ落としをFF企画実施本部から頼まれた。

 ホルダーを湯に漬け、付着したろうを取り除く作業に、知的障害や身体障害のある通所者が昨秋から取り組む。「(FFに)行ったことがあるかい」などと会話を弾ませながら、すすが付いた表面を雑巾で磨いている。

 同作業所は、FFで市民と障害者が交流を深める「ふれあいの広場」の常連。同じ社会福祉法人が運営する三つの作業所と合同で出店し、手芸品や菓子を売って祭りを盛り上げてきた。

 同所スタッフの斉藤英次さん(57)は「会場を訪ねるのが難しい通所者もいる。準備を手伝い、地域の祭りの役に立ちたい」と話していた。(奥田美奈子)

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(2016年3月29日朝刊掲載)

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